ヌーベルバーグを代表する監督クロード・シャブロルが、不倫の果ての倒錯した情事がもたらした殺人事件をきっかけに、罪を犯した男とその妻の関係が少しずつ思わぬ方向へ展開していく様をじっくりと描き出す。『ルノワール　陽だまりの裸婦』のミシェル・ブーケが、罪と許しの狭間で苦悩する中年の男性を繊細に演じる。妻役で『バベットの晩餐会』のステファーヌ・オードランが共演。

シャルルは友人フランソワの妻ローラと不倫している。その日、密会の最中にシャルルは求めに応じて彼女の首に手をかけそのまま絞殺してしまう。遺体を残しその場を去ったシャルルはバーでフランソワに出くわし何食わぬ顔で一緒に飲んでいると、フランソワ宛に警察から電話がかかってくる。翌日、ローラの死は新聞に載りシャルルの妻エレーヌも知るところとなるが、シャルルは真実を誰にも言えず罪の意識が日々強くなっていき…。

• CLAUDE CHABROLクロード・シャブロル

• MICHEL BOUQUET ミシェル・ブーケ
• STEPHANE AUDRAN ステファーヌ・オードラン
• FRANCOIS PERIER フランソワ・ペリエ
• HENRI ATTAL アンリ・アタル
• DOMINIQUE ZARDI ドミニク・ザルディ