作品解説
ロンドンを恐怖に陥れた連続絞殺魔の捜査をめぐり、犯人の濡れ衣を着せられた男の逃避行を描く、ヒッチコック晩年の代表作。
ハリウッドで活躍したヒッチコック監督が、イギリスに戻って撮影した、“巻き込まれ型”サスペンス。殺人の濡れ衣を着せられた男の逃避行を、ブラック・ユーモアを絡めながら描く。ハリウッド時代のヒッチコック作品とは打って変わり、美男美女やきらびやかなスターこそ登場しないものの、スピーディかつキレのある演出で緊張感を高めている。1977年にテレビ朝日「日曜洋画劇場」で放送された貴重な吹替版。
ストーリー
ネクタイで女性を絞殺する連続殺人事件に震え上がるロンドン。そんな中、酒場を解雇され金に困ったリチャードは、結婚相談所を経営する元妻ブレンダを訪ね、思惑通りに金を手に入れる。だがその翌日、彼女が一連の事件と同じ手口で殺害されてしまう。警察は状況からリチャードを犯人と断定するが、実はリチャードが訪ねた後に、彼の友人であるラスクが、ブレンダのオフィスを訪れていた。身に覚えのないリチャードは逃亡するが…。
キャスト&スタッフ
監督
- ALFRED HITCHCOCK アルフレッド・ヒッチコック
出演
- JON FINCH ジョン・フィンチ 内海賢二(吹替)
- BARRY FOSTER バリー・フォスター 穂積隆信(吹替)
- ANNA MASSEY アナ・マッシー 野沢雅子(吹替)
- BERNARD CRIBBINS バーナード・クリビンズ 今西正男(吹替)
- JEAN MARSH ジーン・マーシュ 加藤みどり(吹替)
監督・出演者 関連作品
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アナ・マッシー血を吸うカメラ