マーク・ウェブ監督のほろ苦い青春映画。大学を卒業して親元を離れた青年が、父と愛人の密会を目撃。愛人の尾行を開始するが…。
『（５００）日のサマー』のマーク・ウェブ監督が、ニューヨークを舞台に悩み多き青年の成長をほろ苦いタッチで綴った青春映画。『アサシン　クリード』のカラム・ターナーが、やり場のない感情を持て余す主人公を好演。製作総指揮を兼任したジェフ・ブリッジズが、主人公の相談に乗る隣人役で出色の演技を披露している。原題として引用されたサイモン＆ガーファンクルの楽曲や、ボブ・ディランの名曲がドラマを情感豊かに彩る。

ニューヨークのマンハッタン。大学を卒業して親元を離れたトーマスは、退屈な日々の中で風変わりな隣人Ｗ．Ｆ．ジェラルドと出会う。やがて、想いを寄せるミミと共にナイトクラブへ出かけたトーマスは、父と愛人ジョハンナの密会を目撃。Ｗ．Ｆ．の助言を受け、ジョハンナを父から引き離そうとするトーマスは、彼女の尾行を開始。ところが、「あなたの全てを知っている」と語るジョハンナの謎めいた魅力に次第に溺れてゆく。