珈琲時光

ホウ・シャオシェン監督が手掛けた小津安二郎生誕100年記念作品。東京で独り暮らしを送る女性・陽子の日常を温かく見つめる。

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解 説

小津安二郎監督の生誕100年を記念して製作された人間ドラマ。『悲情城市』でヴェネチア国際映画祭金獅子賞に輝いたホウ・シャオシェン監督が、東京で暮らす1人の女性の日常を温かな眼差しで見つめる。小津にオマージュを捧げつつ、行間から言葉にならない感情が滲み出す演出で、「21世紀の『東京物語』」とも言うべき作品に仕上げた。歌手の一青窃は、これが映画初出演ながらナチュラルな佇まいで主演。共演は浅野忠信。

あらすじ

2003年夏。東京でフリーライターとして働く陽子は、高崎の実家に帰った際、父と継母に妊娠していることを告げる。相手は台湾に住む恋人だが結婚する気はなかった。帰京した陽子は、古本屋を営む友人・肇の協力を得て台湾出身の音楽家・江文也の足跡を取材。何かと陽子の世話を焼く肇だったが、胸に秘めた彼女への想いを打ち明けることが出来ない。一方、上京してきた陽子の両親も、娘の将来を案じる気持ちを口に出せずにいた。

監 督

出 演

ジャンル ドラマ
本編時間 110分
制作 2003年 日本
原題

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