作品解説
チェン・カイコー監督、レスリー・チャン主演の傑作ドラマ。京劇「覇王別姫」を軸に2人の男の波乱に満ちた生涯を描く。
京劇の古典「覇王別姫」を演じる2人の役者の愛憎を、50年に及ぶ激動の中国近代史を背景に描いた傑作ドラマ。監督は『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』のチェン・カイコー。本作でカンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)、ゴールデングローブ賞外国映画賞など数々の賞を受賞し、国際的な評価を不動のものとした。3時間近い長尺だが、観るものに絶えず葛藤を与えるなど、長尺を感じさせない見事な演出を披露している。
ストーリー
1925年、北京。遊郭で働く母に連れられ、孤児が集まる京劇の養成所に入ることになった9歳の少年・小豆子。新入りの小豆子は他の子どもたちからいじめられていたが、小石頭だけは彼を弟のようにかばってくれる。やがて2人は成長し、女性的な顔立ちの小豆子は女形に、男性的な小石頭は男形を演じることに。2人はそれぞれ“程蝶衣”、“段小楼”に名前を変えて演技に磨きをかけ、京劇界のスターに登りつめていくが…。
★カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)受賞。
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