作品解説
鬼才デレク・ジャーマン監督による伝記ドラマ。ルネッサンスに実在した画家カラヴァッジオの波乱万丈の人生を大胆な解釈で描く。
イタリア・ルネッサンスの異端の画家カラヴァッジオの謎に満ちた生涯を描いた伝記ドラマ。デレク・ジャーマン監督は、カラヴァッジオの実際の絵画を劇中に多数登場させた。カラヴァッジオを演じたナイジェル・テリーが、舞台で鍛え上げた声と存在感で破滅型の芸術家の苦悩を体現。彼を魅了する青年を演じたショーン・ビーンは、本作で一躍注目を集める存在に。また、ティルダ・スウィントンの映画デビュー作でもある。
ストーリー
1610年。長い逃亡生活の末、簡素な部屋で死を待つ画家のカラヴァッジオ。彼の脳裏には、過去の様々な思い出が横切ってゆく。ミラノ近郊のカラヴァッジオ村で生まれた少年カラヴァッジオはローマに移り住み、道端で絵を描きながら何とか食いつないでいた。やがて枢機卿の庇護を受けながら腕を磨き、遂にローマの聖ルイ・フランス教会から公式の作品依頼を受けた彼は「聖マタイの召命」の連作に取りかかるのだが…。
ベルリン国際映画祭 1986年/独創性貢献賞
キャスト&スタッフ
監督
- DEREK JARMAN デレク・ジャーマン
出演
- NIGEL TERRY ナイジェル・テリー
- SEAN BEAN ショーン・ビーン
- GARRY COOPER ギャリー・クーパー
- DEXTER FLETCHER デクスター・フレッチャー
- TILDA SWINTON ティルダ・スウィントン
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