作品解説
オーソン・ウェルズ監督・出演によるフィルム・ノワールの名作。国境で起きた爆殺事件を発端に、小さな町に波紋が広がっていく。
奇才オーソン・ウェルズが監督し、革新的な撮影技法等が評価され、現在ではフィルム・ノワールの名作となった作品。冒頭、爆弾の仕込まれた車をカメラが追う長回し場面における異様な緊迫感は秀逸。腹に詰め物をして入念なメイクを施したオーソン・ウェルズ演じる悪徳刑事の存在感は、主人公演じるチャールトン・ヘストン以上に圧倒的。1970年にテレビ朝日「土曜映画劇場」で放送された貴重な吹替版を放送。
ストーリー
アメリカとメキシコの国境付近の町で車が爆発し、中にいたストリッパーと町の富豪が死亡する事件が発生。現場を目撃したメキシコの麻薬捜査官ヴァルガスが捜査に乗り出すが、アメリカ側の担当者であるクインラン警部はヴァルガスの介入を拒絶。上司の命令で共同捜査をすることになったものの、両者は反りが合わず衝突ばかり。そんなある日、ヴァルガスの妻スーザンが暗黒街の顔役に脅迫される事態が発生する。
キャスト&スタッフ
監督
- ORSON WELLES オーソン・ウェルズ
出演
- CHARLTON HESTON チャールトン・ヘストン 納谷悟朗(吹替)
- ORSON WELLES オーソン・ウェルズ 大平透(吹替)
- JANET LEIGH ジャネット・リー 野口ふみえ(吹替)
- MARLENE DIETRICH マレーネ・ディートリッヒ 寺島信子(吹替)
- DENNIS WEAVER デニス・ウィーヴァー 不明(吹替)