作品解説
ルネ・クレール監督初のトーキー作品となったロマンティックコメディ。ひとりの女性をめぐる3人の男たちの恋のさやあてを描く。
『自由を我等に』の名匠ルネ・クレール監督初のトーキー作品となったロマンティックコメディ。ひとりの女性をめぐる3人の男性たちの恋のさやあてと、パリの庶民たちの生き生きとした姿が描かれる。溌剌としたヒロインのポーラ役を演じたポーラ・イレリーは、クレール監督の代表作『巴里祭』にも出演。撮影所にパリの下町を再現したセットを組み、微妙にひずみのある映像は後に“詩的リアリズム”と評された。
ストーリー
パリの街角で相棒ルイと共に歌を奏でるアルベールは、美女のポーラに一目惚れ。しかし、彼女は街の顔役であるフレッドに恋をしていることを知る。一度は諦めるものの、やがて2人は急接近。ポーラも次第にアルベールの優しさに惹かれ、彼の求婚を受け入れる。その矢先、アルベールは知人の罪を着せられ、留置所に入れられてしまう。アルベールの逮捕に落ち込んでいたポーラを支える内、ルイも彼女に惹かれていく。
キャスト&スタッフ
監督
- RENE CLAIR ルネ・クレール
出演
- ALBERT PREJEAN アルベール・プレジャン
- POLA ILLERY ポーラ・イレリー
- GASTON MODOT ガストン・モド
- EDMOND T. GREVILLE エドモン・T・グレヴィル
- BILL BOCKETTS ビル・ボケッツ
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