作品解説
鍋島の化け猫騒動を題材に、兄妹の恨みを晴らすべく魔性の猫が巻き起こす怪事を描いた怪談譚。
古くから伝わる伝説「鍋島の化け猫騒動」を題材にした、化け猫映画の傑作とも言われる怪談譚。『東海道お化け道中』の浅井昭三郎が脚本を執筆し、『笹笛お紋』の田中徳三が監督を務め、大映の特撮技術や独特のライティングが楽しめるホラーファン必見の作品。
ストーリー
八代将軍吉宗の頃。鍋島丹後守は、臣下の竜造寺又七郎の妹である小夜の美しさに心を奪われ、側室に差し出すよう又七郎に強要する。それを知るや家老の矢淵刑部は威信の失墜を恐れ、策を講じて又七郎を罠にはめ、丹後守の機嫌を損ねたことで又七郎は斬殺される。それを知った小夜は、復讐を愛猫たまに託して自害してしまう。その夜から城内では奇怪な出来事が発生するようになり…。
監督・出演者 関連作品
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本郷功次郎牡丹燈籠