作品解説
フルーツ・チャン監督の青春ドラマ。中国返還に揺れる1997年の香港で、もがき苦しみながらも命を燃焼させる少年少女を描く。
当時無名だったフルーツ・チャン監督が8万ドルの低予算で製作し、ノースター映画にもかかわらずロングラン大ヒットを記録。世界の映画祭でも高く評価され、90年代後半の香港映画を代表する1本となった青春映画。中国返還直前の香港を舞台に、社会の底辺で生きる少年の生への衝動と死への跳躍をスタイリッシュに映し出す。街中でスケボーしているところをスカウトされた演技経験ゼロだったサム・リーが、鮮烈な存在感を放つ。
ストーリー
1997年。中学を中退し、母と2人で暮らす少年チャウは、自分を慕う知的障害者の少年ロンを守りながら、借金の取り立てて生活費を稼いでいる。ある日、取り立てに向かった先で、腎臓病を患う少女ペンと出会う。不良の自分を怖がらず、はつらつとした笑顔を見せるペンに惹かれ、やがて恋に落ちる。余命わずかの彼女を救おうと臓器移植のドナーとなり、手術費を工面するため殺しの仕事を引き受けるチャウだが…。
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