命みじかし、恋せよ乙女

樹木希林の世界デビュー作にして遺作となった人間ドラマ。ドイツと日本を舞台に、人生に迷った男の心の旅路を幻想的に描く。

命みじかし、恋せよ乙女 場面写真

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解 説

ドイツの女性監督ドーリス・デリエが、人生に迷う男の心の旅路を描く幻想譚。主演は『グランド・ブダペスト・ホテル』のゴロ・オイラー。ヒロイン役はデリエ監督の『フクシマ・モナムール』にも出演した日本人ダンサー、入月絢。2018年に逝去した樹木希林の最後の出演作でもある。小津安二郎が愛した旅館での撮影や、小津作品へのオマージュ、日本の「怪談」を西洋的な解釈で織り込むなど、監督が作品に込めた日本愛にも注目。

あらすじ

ドイツのミュンヘン。酒に溺れ、仕事も家族も生きる希望も失ったカールの元にある日、若い日本人女性ユウが訪ねて来る。カールの亡き父と親交があったという彼女は、父が生前暮らしていた家に行きたいと言う。そんな彼女に渋々付き合ううちに、自身の人生と向き合い始めたカール。だが、新たな一歩を踏み出そうとしたその時、ユウは突然、姿を消してしまった。ユウを捜しに日本へ向かったカールは、茅ケ崎館という旅館に辿り着く。

監 督

出 演

ジャンル ヒューマン / ドラマ
本編時間 118分
制作 2019年 ドイツ
原題 CHERRY BLOSSOMS AND DEMONS
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