作品解説
ニュー・ジャーマン・シネマのライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督によるドラマ。戦地に夫を送った女性の波乱の半生を描く。
ニュー・ジャーマン・シネマを代表する監督のひとり、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーによる“西ドイツ3部作”の1作目となる人間ドラマ。第二次世界大戦の爪痕が残るドイツを舞台に、戦地に送った夫の帰りを待ち続ける女性の波乱に満ちた半生を描く。戦争の悲劇に翻弄される女性を演じた主演のハンナ・シグラは、本作でベルリン国際映画祭の女優賞にあたる銀熊賞に輝き、ファスビンダー監督の名声も世界的なものとなった。
ストーリー
1943年、マリアとヘルマンは爆撃下の戸籍登記所で結婚式を挙げた。しかし、直後にヘルマンは戦地へ出発。終戦を迎えても彼は帰ってこなかった。マリアは夫の生存を信じ、毎日駅に通いながら親友ベティと共にお互いの伴侶を待ち続ける。ある日、ベティの夫ウィリーが無事に帰還し、マリアはヘルマンの戦死を告げられ悲しみに暮れる。そんな彼女を気遣うアメリカの黒人兵ビルに対して、マリアは愛を受け入れるのだが…。
キャスト&スタッフ
監督
- RAINER WERNER FASSBINDER ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
出演
- HANNA SCHYGULLA ハンナ・シグラ
- KLAUS LOWITSCH クラウス・レーヴィッチュ
- IVAN DESNY イヴァン・デニ
- HARK BOHM ハーク・ボーム
- GOTTFRIED JOHN ゴットフリート・ジョン
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