『４分間のピアニスト』のクリス・クラウス監督が、自身のルーツから創作したヒューマンドラマ。ナチスとホロコースト被害者の子孫の交流という、ヨーロッパではタブーとされる挑戦的なテーマながら、畳みかける毒舌とユーモアが満載。過去に囚われず、希望と共に未来を生きようとする世代のために、新しいアプローチで切り込んでいる。第２９回東京国際映画祭では東京グランプリに輝いた。至福に満ちたラストシーンが秀逸！

ナチス戦犯を祖父に持ち、家族の罪と向き合うためにホロコースト研究に人生を捧げる研究者のトト。祖母がナチスの犠牲となったユダヤ人で、親族の無念を晴らすべくホロコースト研究に青春を捧げるインターンのザジ。スタート地点は真逆な２人が、同じ目標のためにアウシュビッツ会議を企画することになった。人付き合いが苦手なトトはザジに激しく反発するが、彼女の型破りなユーモアに生きる力をもらい、互いに惹かれ合ってゆく。

• R15+字幕版

• CHRIS KRAUSクリス・クラウス

• LARS EIDINGER ラース・アイディンガー
• ADELE HAENEL アデル・エネル
• JAN JOSEF LIEFERS ヤン・ヨーゼフ・リーファース
• HANNAH HERZSPRUNG ハンナー・ヘルツシュプルング
• ROLF HOPPE ロルフ・ホッペ