ミュリエル

名匠アラン・レネ監督が手掛けた人間ドラマ。夫を亡くした後、昔の恋人と再会した女性と彼女の養子を中心に、複雑な男女の心情を描く。

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解 説

『去年マリエンバートで』の名匠アラン・レネ監督が手掛けた人間ドラマ。ヴェネチア国際映画祭で国際評論家賞を受賞。女優賞に輝いたデルフィーヌ・セイリグが、夫を亡くし、養子と暮らしながら骨董屋を営む女性を演じる。戦争によって引き裂かれた初恋の相手と再会する孤独な女性と、戦地で負ったトラウマに苛まれ続ける彼女の養子。戦争が彼女たちの心に落とした影を断片的に散りばめながら、日常が乾いた目線で綴られてゆく。

あらすじ

夫を亡くし骨董屋を営むエレーヌは、養子のベルナールと共にドーヴァー海峡に面した町ブローニュで暮らしている。平穏だが孤独な毎日を送る彼女だったが、戦争で引き裂かれた初恋の相手アルフォンスに会いたい衝動にかられ、彼の居所を探しあてて手紙を書く。手紙を受け取りエレーヌの元にやってきた彼は、若い情婦フランソワーズを姪と偽って連れていた。エレーヌの強い希望で、2人はその日から彼女の家で暮らすことになるが…。

★ヴェネチア国際映画祭女優賞(デルフィーヌ・セイリグ)、国際評論家賞受賞。

監 督

出 演

ジャンル ドラマ / ヒューマン
本編時間 119分
制作 1963年 フランス=イタリア
原題 MURIEL
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