エリザのために

カンヌ国際映画祭監督賞に輝いたルーマニア製のドラマ。暴漢に襲われた娘を守るため奔走する父親の緊張感みなぎる5日間を描く。

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解 説

注目のルーマニア人監督クリスティアン・ムンジウが手掛けたドラマ。暴漢に襲われた娘のため、口利き、裏工作など違法なコネとツテを使って奔走する父親の緊張感みなぎる5日間を描き出す。『4ヶ月、3週と2日』『汚れなき祈り』と、作品ごとに高い評価を得てきたムンジウ監督が、徹底したリアリズムと緻密な脚本、秩序ある構成で“贖罪”というテーマや社会問題を浮き彫りにし、見事カンヌ国際映画祭監督賞に輝いた。

あらすじ

ルーマニアの小さな町に暮らす医師ロメオ。彼には愛人がおり、家庭は決してうまくいっているとはいえない。ある朝、留学の準備に励む娘エリザが登校中に暴漢に襲われる。大事には至らなかったものの彼女の動揺は大きく、留学を決める最終試験に影響を及ぼしそうだった。ロメオは娘の留学を叶えるため、警察署長や副市長、試験監督とツテを頼り、ある条件と交換に試験に温情を与えてもらおうと奔走するが、当の娘には反発される…。

★カンヌ国際映画祭監督賞受賞。

監 督

出 演

ジャンル ドラマ
本編時間 130分
制作 2016年 ルーマニア=フランス
原題 BACALAUREAT
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