作品解説
『マダム・フローレンス』でも描かれた実在の音痴な歌姫のエピソードを基に生まれた、心温まる人間ドラマ。
音痴であるにもかかわらず周囲から愛された実在の歌姫のエピソードを基に、愛と哀しみの人生賛歌を描いた人間ドラマ。カンヌ国際映画祭やセザール賞の常連であるグザヴィエ・ジャノリが監督・脚本を兼任。物語の舞台をアメリカから1920年代のフランスに移し、喜劇とも悲劇ともとれる物語を巧みに描いてゆく。『大統領の料理人』のカトリーヌ・フロが演じるチャーミングな男爵夫人の自信に満ち溢れた音痴っぷりも見どころ。
ストーリー
1920年のフランス郊外。貴族たちが大勢招待されたサロン音楽会、主役のマルグリットが歌いだすと観客はその歌声に唖然とした。彼女は絶句するほどの音痴だったのだが、本人だけが全く気づいていなかったのだ。マルグリットは儀礼的な招待客の拍手と新聞記者のボーモンが執筆した「心を鷲掴みにする声」という賛評を真に受け、リサイタルを開くことを決意。そんな妻を理解できない夫ジョルジュは、妻の友人と浮気をしていた…。
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