黒澤明の『悪い奴ほどよく眠る』にインスパイアされたフランス発のミステリー。『パリ、１８区、夜。』の女性監督クレール・ドニが、余計なセリフを削ぎ落とし、エロティックな描写も交えて独特のムード溢れる作品に仕上げた。主演は『ティエリー・トグルドーの憂鬱』でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞し、出演作にハズれ無しのバンサン・ランドン。力強い演技を披露。主人公が真相を探し求める末に訪れる衝撃のラストにも注目。

外洋を航行する船の船長マルコは、妹サンドラからの連絡を受けてパリを訪れる。サンドラと一緒に実家の靴工場を継いだ彼女の夫ジャックが、多額の借金を抱えたまま自殺したというのだ。さらに、サンドラの娘も何らかの事件に巻き込まれ、病院に入院する事態となっていた。すべては夫が借金をした富豪のエデュアルドの仕業だと訴えるサンドラ。その話を聞いたマルコは、真相を調べるため、富豪の愛人ラファエルに接近するのだが…。

• R15+相当字幕版

• CLAIRE DENISクレール・ドニ

• VINCENT LINDON バンサン・ランドン
• CHIARA MASTROIANNI キアラ・マストロヤンニ
• JULIE BATAILLE ジュリー・バタイユ
• LOLA CRTON ローラ・クレトン
• MICHEL SUBOR ミシェル・シュボール