作品解説
『アーティスト』のミシェル・アザナヴィシウス監督による戦争ドラマ。戦火に巻き込まれた人々の壮絶な運命を描く。
『アーティスト』でアカデミー監督賞を受賞したミシェル・アザナヴィシウス監督が、チェチェン紛争の悲惨な現実と、戦火に巻き込まれた人々の壮絶な運命を描き出す戦争ドラマ。フレッド・ジンネマン監督の名作『山河遥かなり』を原案に、戦争における被害者と加害者、両者の視点を絶妙に絡ませたエピソードが交錯する構成が見事。被害者少年を演じる素人子役の演技も見どころで、復讐の連鎖を感じさせる終幕が深い余韻を残す。
ストーリー
1999年、ロシアがチェチェンに侵攻。両親を殺されたショックで声を失った9歳のハジは、姉も殺されたと思い込んだ末、赤ん坊の弟を見知らぬ人の家の前に捨てて1人で放浪を始める。そんな中、戦争の現実を目の当たりにして自分の無力さに打ちひしがれていたEU職員のキャロルは、天涯孤独となったハジと出会い彼の命を救いたいと強く願うようになる。彼女はハジのために、生き別れた彼の姉弟を捜し出そうと奔走するのだが…。
キャスト&スタッフ
監督
- MICHEL HAZANAVICIUS ミシェル・アザナヴィシウス
出演
- BERENICE BEJO ベレニス・ベジョ 宮島依里(吹替)
- ANNETTE BENING アネット・ベニング 喜代原まり(吹替)
- MAKSIM EMELYANOV マキシム・エメリヤノフ 河本啓佑(吹替)
- ABDUL KHALIM MAMUTSIEV アブドゥル・カリム・ママツイエフ 西島麻紘(吹替)
- ZUKHRA DUISHVILI ズクラ・ドゥイシュビリ 竹内絢子(吹替)
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