作品解説
ロマン・ポランスキー監督の官能ドラマ。謎めいた無名女優と傲慢な演出家の駆け引きを描いたブロードウェイの二人芝居を映画化。
小説家マゾッホの「毛皮を着たヴィーナス」をモチーフに、ブロードウェイで大ヒットした二人芝居をロマン・ポランスキー監督が映画化。挑戦的で謎めいた無名女優に扮するのは、監督の妻でもあるエマニュエル・セニエ。彼女に翻弄される演出家をフランスの演技派マチュー・アマルリックが演じる。舞台は劇場の中のみ。オーディションを通じてリアルと現実が交錯し、2人が繰り広げる心理劇の行方が官能的かつスリリングに綴られる。
ストーリー
舞台「毛皮を着たヴィーナス」のオーディションが終わった会場に、無名女優ワンダが遅れて飛び込んできた。その強引さに押し切られた演出家のトマは、渋々相手役としてワンダの演技に付き合う。演じ始めると役への理解は深く、台詞も完璧。最初は見下していたトマも、気品や妖艶さを漂わせる彼女に惹きつけられてゆく。やがて2人の力関係は逆転。役を超えてワンダに支配されることに、トマは悦びを感じるようになるのだが…。
キャスト&スタッフ
監督
- ROMAN POLANSKI ロマン・ポランスキー
出演
- EMMANUELLE SEIGNER エマニュエル・セニエ
- MATHIEU AMALRIC マチュー・アマルリック
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