作品解説
ニコラス・ローグ監督の異色会話劇。マリリン・モンロー、アインシュタインなどを想起させる4人が多様な議論を闘わせる!
『地球に落ちて来た男』のニコラス・ローグ監督による異色の会話劇。1950年代アメリカを体現する著名人が『七年目の浮気』を撮影中のある夜、ホテルの一室に集合。性や人間関係、宇宙の問題に至るまで多様な議論が展開される。テレサ・ラッセル演じる女優=マリリン・モンローやトニー・カーティス演じる学者=アルバート・アインシュタインなど、誰もがわかる外見を作り込んだ演技も素晴らしく、不条理極まるラストも圧巻!
ストーリー
1954年。ニューヨークでは、国民的人気女優の白いワンピースの裾が地下鉄の風で捲れるシーンの撮影中。女優をひと目見ようと集まった人々の中には、彼女の夫で元野球選手の顔もあった。一方、街中のバーでは上院議員が客たちと論争している。仕事後、女優は天才理論学者が滞在するホテルの18階の部屋へ。自分が商品扱いされることに不満を持つ彼女は、特殊相対性理論の知識を確かめるために学者の元を訪れたのだが・・・。