フランス発の人気アクション『ニキータ』をブリジット・フォンダ主演でハリウッドリメイク。政府秘密機関によって暗殺者に仕立て上げられた死刑囚の少女の姿を描く。
リュック・ベッソン監督による人気アクション『ニキータ』をハリウッドでリメイク。ブリジット・フォンダがしなやかな体技と繊細な表情でヒロインを魅力的に演じている。『サタデー・ナイト・フィーバー』のジョン・バダム監督による演出も冴え、アクションシーンも迫力十分。忠実にオリジナル版の設定を活かす一方、ハリウッド映画らしくよりわかりやすく物語のディテールを描き、ラストの解釈の違いも見どころのひとつ。

麻薬中毒のマギーは、薬局に押し入り、駆け付けた警官を射殺。裁判で彼女には死刑の判決が下されるが、政府の秘密機関の一員であるボブに、秘密工作員になることを条件に救われる。やがて２年以上に及ぶ厳しい訓練を終えたマギーは、ボブにディナーに誘われる。しかし、生まれて初めて美しいドレスで着飾った彼女に対し、ボブはレストラン内にいる要人の暗殺を命じる。それは彼女に与えられた暗殺者としてのテストだった…。