作品解説
オーソン・ウエルズ出演のマカロニウエスタン。メキシコ革命を背景に、因縁で結ばれた男たちの戦いを壮大なスケールで描く。
メキシコ革命を背景に、ある因縁で結ばれた男たちの戦いをユーモアと哀感たっぷりに描くマカロニウエスタン。アメリカで不遇の時期を過ごしていた『市民ケーン』のオーソン・ウェルズがイタリアへ出稼ぎする形で、『復讐のガンマン』のトーマス・ミリアンと共演。主要人物3人の鮮やかな対比が物語を盛り上げる。雄大な風景をバックにしたスケールの大きな映像も見もの。エンニオ・モリコーネによる情感豊かな音楽も深く心に残る。
ストーリー
革命に揺れるメキシコの田舎町に、医師ヘンリー・プライスが現れる。そこでは、革命派の英雄テペパがカスコッロ将軍に捕えられていた。今まさに処刑されようとするテペパ。その窮地を救うヘンリー。だが、追跡を逃れたヘンリーは、テペパに銃を向け「自分の手で殺したかった」と告げる。2人の間にはある因縁があったのだ。だが、カスコッロ将軍の追跡を逃れ行動を共にするうちに、2人の間に奇妙な友情が芽生えていく…。