他人の記憶に潜入する能力を持つ“記憶探偵”が、美少女の記憶に仕掛けられた秘密に迫るスペイン発の謎解きサスペンス。
他人の記憶に潜入する能力を持つ“記憶探偵＂が、美少女の記憶に仕掛けられた秘密に迫る謎解きサスペンス。フィルムノワールを彷彿させる重厚なムードの中、目撃する記憶がどこまで真実なのかが曖昧な上、いくつもの伏線を張り巡らせた巧妙なストーリーが展開する。監督はペドロ・アルモドバル作品の助監督を務めてきたホルヘ・ドラド。初長編作品となった本作で、スペイン版アカデミー賞と呼ばれるゴヤ賞新人監督賞候補となった。

ジョン・ワシントンは、他人の記憶に入り込む特殊能力で数々の難事件を解決してきた“記憶探偵”。そんな彼の元に、問題を抱えた１６歳の少女アナを調査してほしいという依頼が舞い込む。早速、アナの記憶を辿ってゆくジョンだったが、浮かび上がってきたのは性的虐待や殺人未遂といったあまりにも衝撃的な出来事だった。真相を探ろうと事件関係者への聞き取りを開始するが、得られたのはアナの記憶と食い違う証言ばかりだった…。