作品解説
美しい肢体を披露し、富豪一家を虜にする魔性の女を演じたドミニク・サンダが、カンヌ国際映画祭女優賞に輝いた文芸ドラマ。
ガエターノ・カルロ・チェッリの小説「フェラモンティの遺産」を、イタリアの名匠マウロ・ボロニーニ監督が映画化した文芸ドラマ。19世紀のローマを舞台に、自らの美貌を武器に愛憎うずまく大富豪一家へと近づいてゆくヒロインの思惑が官能的に描かれる。ドミニク・サンダが、白く清冽な肢体も露わに魔性の女を演じ、カンヌ国際映画祭女優賞を受賞。エンニオ・モリコーネによる抒情味溢れるスコアも聴き逃せない。
ストーリー
1800年代のローマ。金物商人の娘イレーネは金持ちに憧れ、ローマ屈指の大富豪といわれるフェラモンティ家に取り入ろうとする。当主である父親から譲り受けた金でイレーネの実家の金物店を買うことにした次男のピッポは、イレーネを見初めて結婚。だが、それだけでは満足できないイレーネは長男のマリオに迫り、肉体関係を結んでしまう。さらに彼女は、義父のグレゴリオまでも誘惑するのだが…。
★カンヌ国際映画祭女優賞(ドミニク・サンダ)受賞。
キャスト&スタッフ
監督
- MAURO BOLOGNINI マウロ・ボロニーニ
出演
- DOMINIQUE SANDA ドミニク・サンダ
- ANTHONY QUINN アンソニー・クイン
- LUIGI PROIETTI ルイジ・プロイェッティ
- FABIO TESTI ファビオ・テスティ
- ADRIANA ASTI アドリアーナ・アスティ
監督・出演者 関連作品
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アンソニー・クインワーロック(1959)
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