ベニスに死す

ドイツの文豪トーマス・マンの同名小説を映画化。イタリアのベニスを舞台に、自分の求める理想の美を持つ少年に出会い、彼に心奪われた老作曲家の恍惚と苦悩を描いた文芸ドラマ。監督は『地獄に堕ちた勇者ども』のルキノ・ヴィスコンティ。出演は『地獄に堕ちた勇者ども』のダーク・ボガードと『スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー』のビョルン・アンドレセン。カンヌ国際映画祭25周年記念賞(ルキノ・ヴィスコンティ)受賞。

【ストーリー】1911年、イタリア・ベニス。ドイツの偉大な作曲家アッシェンバッハは、静養のために休暇をとり、この水の都を訪れていた。アッシェンバッハは勝手の違うイタリア人のペースに翻弄されながら、何とかホテルまでたどり着く。しばらくしてホテルのサロンに顔を出すと、彼はそこでギリシャ彫刻のごとき絶世の美貌を持つ少年を目にする。その少年タージオに自らが求めてきた理想の美を見出し、心を奮わせたアッシェンバッハは、それ以来、浜に続く回廊をタージオを求めてさまよい歩くように。タージオはそんな彼の気持ちに気づき始め、アッシェンバッハを弄ぶかのような思わせぶりな行動を見せる。やがて、この状況に耐えきれなくなったアッシェンバッハは、ベニスを立ち去るべきかどうか苦悩するのだった。しかしこの頃、町には疫病が広まり、アッシェンバッハにも着実にその猛威が近づきつつあった…。

ベニスに死す 場面写真

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監 督

出 演

ジャンル ドラマ
本編時間 131分
制作 1971年 イタリア=フランス
原題 DEATH IN VENICE
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