メンバーの引退宣言によって、２５年間続いてきた弦楽四重奏団に不協和音が響き出す姿を描いた人間ドラマ。威厳と愛情に満ちたチェリストをクリストファー・ウォーケン、ヴァイオリニストにフィリップ・シーモア・ホフマン、と名だたる名優が共演。ベートーヴェンの『弦楽四重奏曲第１４番』の調べにのせて、生きることの喜びと悲しみ、そして輝きが、見事なアンサンブルで奏でられている。

精巧な演奏で魅了する第１バイオリンのダニエル、彩りを与える第２バイオリンのロバート、深みをもたらすヴィオラのレイチェル、リーダーであるチェロのピーターから成る弦楽四重奏団“フーガ”。結成２５周年間近のある日、深刻な病気だと診断されたピーターが引退を申し出る。それをきっかけに、メンバーからは嫉妬やライバル意識など、それまで蓋をしてきた感情や葛藤が一気に噴出。カルテット内に不協和音が響き出し…。

• YARON ZILBERMANヤーロン・ジルバーマン

• CHRISTOPHER WALKEN クリストファー・ウォーケン
• PHILIP SEYMOUR HOFFMAN フィリップ・シーモア・ホフマン
• CATHERINE KEENER キャサリン・キーナー
• MARK IVANIR マーク・イヴァニール
• IMOGEN POOTS イモージェン・プーツ