メロドラマの巨匠として近年再評価が高まっているダグラス・サーク監督が、１９３４年にクローデット・コルベール主演で製作された『模倣の人生』を、持ち前の風刺性を存分に発揮して再映画化。資本主義と人種差別、立場を超えた友愛など、サークが得意とするテーマが込められ、彼の代表作の一本となった。５０年代のセックス・シンボル、ラナ・ターナーが彼女自身とイメージの重なるローラを演じ、貫録の存在感を見せる。

美貌の女性ローラは、白人の夫に捨てられた黒人女性アニーと謝肉祭の日に出会う。共に頼るべき夫を失い、幼い娘を持つ２人は、ローラの家で同居を始める。それから１０年。夢を叶えて有名女優となったローラは、娘のスージーと心が通い合わなくなり、荒んだ日々を送っていた。一方、アニーの娘サラ・ジェーンは成長するにつれ、黒人である母を疎むようになる。そんな中、アニーが病に倒れ…。

• DOUGLAS SIRKダグラス・サーク

• LANA TURNER ラナ・ターナー
• JUANITA MOORE ファニタ・ムーア
• JOHN GAVIN ジョン・ギャヴィン
• SANDRA DEE サンドラ・ディー
• SUSAN KOHNER スーザン・コーナー