アルフレッド・ヒッチコック監督お得意の“巻き込まれ型サスペンス”代表作。知らぬ間に主人公が破壊工作の犯人に仕立て上げられる冒頭から、自由の女神を舞台にした有名なクライマックスまで、ユーモアを交えながらノンストップで畳み掛ける展開は、“サスペンスの神様”ならでは。第二次大戦中の作品であり、ナチスを想定した悪役との駆け引きもみどころ。

カリフォルニアの飛行機工場で火災事故が発生。従業員のバリーは、亡くなった友人にガソリン入りの消火器を手渡したという容疑で、警察から追われることに。身に覚えのない彼は、その消火器を自分に渡して現場から姿を消したフライという男が怪しいと睨み、行方を追い始める。警察の捜査をかいくぐり、途中で出会ったモデルのパトリシアとともに追跡を続けるうち、事故がスパイによる組織的な破壊工作だったことに気付く。

• ALFRED HITCHCOCKアルフレッド・ヒッチコック

• ROBERT CUMMINGS ロバート・カミングス
• PRISCILLA LANE プリシラ・レーン
• NORMAN LLOYD ノーマン・ロイド
• OTTO KRUGER オットー・クルーガー
• VAUGHAN GLASER ボウハン・グレイザー