作品解説
アラン・ドロン主演のサスペンス。休暇を楽しむ恋人同士の元に女性の元恋人が年若い娘を連れて訪れ、不穏な空気が流れ始める。
『太陽がいっぱい』で共演したアラン・ドロンとモーリス・ロネが再共演した心理サスペンス。鬱屈した男を演じたドロンが、ここでも心に秘めた情念を表現。中年に差しかかった男の焦りと色気を全身から魅力的に放っている。かつて実生活でも婚約者同士だったロミー・シュナイダーとの恋人役という設定もスキャンダラスで、ラブシーンや喧嘩の場面は演技とは思えない生々しさがある。ロネの娘役でジェーン・バーキンが共演。
ストーリー
南仏でヴァカンスを過ごすジャン=ポールと恋人のマリアンヌ。そこへ友人ハリーが娘のペネロープを連れて訪れる。売れない作家のジャン=ポールは、音楽業界の成功者ハリーへの劣等感と、彼とマリアンヌがかつて恋人だったことへの嫉妬で心がざわめいてゆく。そんなジャン=ポールを挑発するように、ハリーはマリアンヌに接近。一方、ペネロープは父への反感からジャン=ポールに好意を抱く…。
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