Ｊ・エドガー

クリント・イーストウッド監督がレオナルド・ディカプリオを主演に据え、初代ＦＢI長官フーバーの生涯を描いたドラマ。

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解説

クリント・イーストウッド監督が、ＦＢIの初代長官ジョン・エドガー・フーバーの知られざる生涯を映画化。傲慢で孤独、複雑な性格のフーバーを、レオナルド・ディカプリオが非常にそっくりに演じ、話題となった。権力への執着と共産主義への憎しみ、そして潜在的な同性愛者であったとも言われるフーバーの物語を軸に、“リンドバーグ愛児誘拐事件”など１９２０年代から７０年代初期のアメリカ近現代史を描き、見ごたえ十分。

あらすじ

過保護な母親の過度な期待の下に成長したエドガーは、２４歳にして司法省特別捜査チームの責任者に抜擢される。多くの過激派や共産主義運動家を逮捕・国外追放し、高い評価を得た彼は、ＦＢIの組織編成にのめり込んでゆく。公私ともに強い信頼を寄せる副長官のクライドや秘書ヘレンに心を許しながらも、エドガーは自分の理想とするアメリカ国家を追求。影で国家を操るほどの権力を手中に収めるが、次第に偏執性を増してゆく。