アラモ（２００４）[吹]

降伏か死か。アメリカとメキシコが死闘を繰り広げた、西部開拓史に名高い“アラモ砦の戦い”を描いた西部劇大作。

アメリカの歴史上名高い１８３６年の「アラモ砦の戦い」を描いた、１９６０年版『アラモ』の壮大な戦闘シーンをさらにスケールアップさせ、細かいリアルな描写を重ねることで臨場感あふれる大迫力の戦いは圧巻。また、個性的でタフな西部の男たちのイメージが強かった１９６０年版と比べると、より史実に人間的な弱さなども織り交ぜた深い人物像を描く。西部劇というよりは、歴史劇の色合いを強く打ち出した大作。

【ストーリー】１８３５年１２月、メキシコ領テキサス、サン・アントニオ。独裁者サンタ・アナの圧政に苦しむ民衆が独立を目指し立ち上がった。彼らはアラモ砦を占領し、メキシコ軍を一旦は追撃することに成功。しかし、ヒューストン将軍はテキサス州議会との対立からテキサス軍司令長官の任を解かれ、そこで彼は義勇兵ジム・ボウイと若き指揮官トラヴィス中佐に後を託す。さらに伝説の英雄デイビー・クロケットがテネシー州から駆けつけるが…。