ハリーの災難

サスペンスの巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督のサスペンスコメディ。森の中で発見された男の死体を巡る二転三転の騒動を描く。

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解 説

サスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督が、独自のとぼけたユーモアとブラックコメディのセンスを発揮して手がけた異色作。“殺人は喜劇である”という監督自身の名言を立証するかのように、本来ならば悲劇であるべき殺人事件の中に潜む喜劇性を、冷徹にして温かい眼差しで描き出す。舞台となるバーモント州の森の紅葉の美しさ、本作が映画デビューとなるシャーリー・マクレーンのはつらつとした軽妙な演技も魅力的。

あらすじ

バーモントの美しい森の中に、男の死体が転がっていた。彼の名はハリー。狩猟をしていた元船長はウサギと間違えて撃ってしまったと思い、丘の上で彼に襲われそうになった中年婦人は、ハイヒールで殴ったのが原因かもしれないと想像し、また、妻ジェニファーは、自分が牛乳瓶で殴りつけたため死んでしまったと思う。結局、真犯人が誰か釈然としないまま、彼らは死体を埋めたり掘り返したりと大騒動を繰り広げるのだが…。

監 督

出 演

ジャンル サスペンス / コメディ
本編時間 101分
制作 1955年 アメリカ
原題 THE TROUBLE WITH HARRY
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