作品解説
アンソニー・クインとアラン・ドロン共演の戦争ドラマ。インドシナ戦争で任務を全うしようとするフランス人将校の苦悩を描く。
戦争の残酷さと悲劇、植民地主義の欺瞞を描いてベストセラーとなったジャン・ラルテギーの小説「ザ・センチュリオンズ」を、『道』のアンソニー・クインと『太陽がいっぱい』のアラン・ドロン共演で映画化した戦争ドラマ。クイン演じる戦場でしか生きられない生粋の軍人と、ドロン演じるヒューマニストの歴史家の姿を通して、インドシナ戦争が残した傷痕を赤裸々に描写。悲しくも美しいラストシーンが鮮烈な余韻を残す。
ストーリー
インドシナ地域でゲリラ部隊と激闘を繰り広げたフランス軍パラシュート部隊の将校ラスペギー中佐。彼はインドシナ戦争終結後に帰還するが、ほどなくしてアルジェリアの激戦地で新たな任務に就くことに。ヒューマニストのエスクラビエ大尉らインドシナで共に戦った盟友たちを再び率いることになった彼は、さっそく現地に乗り込みテロリストの鎮圧にあたる。そんな中、エスクラビエは地元の美女と出会い、惹かれ合っていくが…。