クイズ・ショウ［吹］

１９５０年代にアメリカで実際に起こったテレビスキャンダルを基に、人気クイズ番組で発覚したやらせ事件が大きな社会問題となっていくさまをサスペンスフルに描いた社会派ドラマ。監督は『大いなる陰謀』のロバート・レッドフォード。出演は『イングリッシュ・ペイシェント』のレイフ・ファインズと『バートン・フィンク』のジョン・タトゥーロ。【ストーリー】１９５６年、アメリカでは視聴者参加クイズ番組「２１」が人気を誇り、その勢いたるや社会現象と言えるほどのものに。番組の現チャンピオンであるハービーは連勝を続け無敵を誇っていたが、彼の地味な風貌も影響してか視聴率は伸び悩み気味。そこでスポンサーは、もっと見栄えのするテレビ向きの人物をチャンピオンにするよう指示し、プロデューサーのダンは新人探しに奔走。そんな彼の前に、知的でハンサムな名門一家の御曹司、大学講師のチャールズが現れる。ダンは彼の出演を即決し、さらに現チャンピオンのハービーには見返りをちらつかせて王座陥落を促す。ハービーは悩み抜いた末に、わざと間違えた答えを口にして劇的な敗北を喫する。一方、挑戦者チャールズにはオーディションで使用されたクイズが出題され、これになんなく正解した彼は新チャンピオンに。チャールズはこれが仕組まれた勝利であることに気づくが…。