長編監督デビュー作である本作品が遺作となってしまったエイドリアン・シェリー監督が、監督・脚本・出演を兼任。女性の自立とアイデンティティを真摯かつ朗らかに謳い上げ、サンダンス映画祭で評判となった心温まる感動の人間ドラマ。心のときめきや悲しみをパイで表現するヒロインの、多彩な創作パイが大きな見どころ。とりわけ５０個のパイがずらりと並ぶクライマックス場面は圧倒的な迫力で、映画のテーマが鮮やかに伝わる。

小さな食堂で働くジェナはパイ作りの天才。その時の気分を反映させたユニークなパイの数々は町の評判だった。一方、私生活では嫉妬深いダメ夫のアールに支配される苦痛なだけの毎日。ジェナは同僚と相談した結果、ついに家出を決意する。しかしその矢先、予想外の妊娠が発覚。家出をするわけにもいかなくなり戸惑うばかりの彼女は、やがて優しく誠実に接してくれる産婦人科医ポマターと互いに心惹かれ合っていくが…。

• ADRIENNE SHELLYエイドリアン・シェリー

• KERI RUSSELL ケリー・ラッセル ／小林さやか（吹替）
• NATHAN FILLION ネイサン・フィリオン ／宮本充（吹替）
• CHERYL HINES シェリル・ハインズ ／安達忍（吹替）
• ADRIENNE SHELLY エイドリアン・シェリー ／水谷優子（吹替）
• JEREMY SISTO ジェレミー・シスト ／西凛太朗（吹替）