南アフリカ物語／ムーサの太鼓

南アフリカが抱えるエイズ問題の実情を、貧しい村で育ったひとりの少年を通して鋭く見据えた社会派ドラマ。監督は本作が日本初紹介のデヴィッド・ヒクソン。出演は本作が日本初紹介のジュニア・シンゴと『軍事機密パトリオット』のクライヴ・スコット。【ストーリー】南アフリカ共和国の貧しい村で生まれ育った少年ムーサは、家族を次々に亡くし、寝たきりの父親も祈祷のかいなく死んでしまう。ムーサは、父が亡くなる直前に残してくれた太鼓を大切に携え、お金を稼ぐために首都ヨハネスブルグへ向けて旅立つ。しかし、生まれて初めて見た大都会ヨハネスブルグの現実は厳しく、街のあちこちに身寄りのないストリート・チルドレンたちが溢れ、人々はエイズの蔓延に苦しんでいた。やがてムーサは、性教育の遅れによるＨＩＶ感染が自らの家族が命を落とした原因であったことを悟り、教育の大切さを肌で感じていくのだったが…。★ビデオ未発売