ニュールンベルグ裁判

ナチス戦犯の戦争責任を問う国際軍事裁判の模様を豪華キャストで重厚に描いた法廷ドラマの名作。アカデミー２部門受賞。

ＴＶシリーズの１編を基に、東京裁判と並ぶ国際軍事裁判であるニュールンベルグ裁判を映画化。『招かれざる客』のスタンリー・クレイマーが監督を手掛け、スペンサー・トレイシーやバート・ランカスターら豪華スターが大挙出演している。その中でドイツ側の弁護人を演じたマクシミリアン・シェルがアカデミー主演男優賞を受賞。ナチス高官の夫人役マレーネ・ディートリッヒが「リリー・マルレーン」を口ずさむシーンも印象的。

【ストーリー】第二次大戦終結後のドイツ、ニュールンベルグ。アメリカの判事ヘイウッドを裁判長に、ナチスに協力してドイツの法律を変えユダヤ人虐殺に加担した司法関係者たちを裁く国際軍事裁判が開廷された。被告の中には、かつて司法大臣として第三帝国憲法の起草に関わった世界的法律学者ヤニングの姿もあった。アメリカ人検事ローソンが鋭く戦争責任を追及し、ドイツ人弁護士ロルフが激しく反論するが…。

アカデミー主演男優賞（マクシミリアン・シェル）、脚色賞受賞。