作品解説
突然の事故で息子を失った母親の秘めたる過去と、彼女と関わり合う様々な女性たちの複雑な人生模様を描いたペドロ・アルモドバル監督の人間ドラマ。
スペインを代表するペドロ・アルモドバル監督がカンヌ国際映画祭監督賞やアカデミー外国語映画賞を受賞し、その名を世界に知らしめた代表作。愛する息子を亡くした母親を通し、様々な職業・性格・性的嗜好をもつ女性たちの姿が描かれる。彼女たちが互いに影響を与え合う姿を情感豊かに描き、女性讃歌を謳い上げる。セシリア・ロスをはじめとするアルモドバル映画の常連女優の見事なアンサンブル演技合戦も見どころ。
ストーリー
スペイン、マドリード。17年前に夫と別れたマヌエラは、一人息子エステバンを女手ひとつで育て上げてきたシングルマザー。しかしある日、2人で大女優ウマ・ロッホの芝居を観に行った帰り道、エステバンは交通事故で死んでしまう。それは、秘密にしていた父親とのいきさつを息子に話して聞かせると約束した直後のことだった。悲嘆に暮れるマヌエラは、ある決意を胸に青春時代を過ごした思い出の街バルセロナへと向かう。
★アカデミー外国語映画賞受賞。カンヌ国際映画祭監督賞受賞。
キャスト&スタッフ
監督
- PEDRO ALMODOVAR ペドロ・アルモドバル
出演
- CECILIA ROTH セシリア・ロス 塩田朋子(吹替)
- MARISA PAREDES マリサ・パレデス 鈴木弘子(吹替)
- PENELOPE CRUZ ペネロペ・クルス 野々村のん(吹替)
- CANDELA PENA カンデラ・ペーニャ 阿部桐子(吹替)
- ANTONIA SAN JUAN アントニア・サン・フアン 原康義(吹替)
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セシリア・ロス永遠に僕のもの
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