バイオレンス映画の巨匠として知られるサム・ペキンパー監督が、『ゲッタウェイ』に続きスティーヴ・マックイーンと組んだ傑作ドラマ。変わりゆく西部への郷愁と哀感を込め、詩情豊かに描かれている。マックイーンの朴訥とした存在感が際立ち、『ネブラスカ魂』のロバート・プレストンや『ハンター』のベン・ジョンソンらも昔ながらの西部男を好演。また、撮影担当の名手ルシアン・バラードが美しい西部の映像を見せてくれる。

ロデオの名手である父親エースの血を受け継いだ旅回りのカウボーイ、ジュニア・ボナー。彼は久しぶりに故郷であるアリゾナ州プレスコットへ、ロデオ大会出場のために帰って来た。ところがすでに両親は離婚し、かつての牧場は兄によって宅地造成されるなど、彼が思い描いていた故郷の姿はどこにもなかった。そんな中、彼はオーストラリアでひと旗揚げることを夢みる父親と組んで、ロデオ大会に出場するのだが…。

• SAM PECKINPAHサム・ペキンパー

• STEVE McQUEEN スティーヴ・マックイーン
• ROBERT PRESTON ロバート・プレストン
• BEN JOHNSON ベン・ジョンソン
• IDA LUPINO アイダ・ルピノ
• JOE DON BAKER ジョー・ドン・ベイカー