Special スペシャル解説

「生誕90年特別企画 麗しのオードリー」の関連特集として毎月テーマ別にセレクトした特集を放送!
テーマに合わせたスペシャル解説を毎月ご紹介します。

スペシャル解説

グランドフィナーレ オードリーよ、永遠に

今年1月から約7ヵ月間に渡りお届けしてきた「オードリー・ヘプバーン生誕90年特別企画 麗しのオードリー」も、7月に遂にファイナルを迎える。各年代別のオードリー映画、幾度となく物語の舞台になったパリの人々に聞くオードリー感、ヘアメイクやファッションで紐解くオードリー・ビューティ、長男ショーンから見た母親オードリー論、オードリー映画をバックで盛り上げる名曲と作者たちetc。それぞれの視点から改めて眺めて見ると、彼女がいかに女優として終始、そのイメージを頑なに守り抜いたかが分かる。そして、繰り返し観ても色褪せない名場面によってもたらされる感動と奇跡を、ここまで、完璧に網羅した特集はかつてなかったはずだ。それは自信を持って断言できる。

家族の団欒とは程遠かった少女時代、飢餓と恐怖に耐えながら過ごした戦争体験と、やがて訪れる終戦の解放感、幸運の女神に愛され続けた女優人生と、遂に手にしたミッションとしてのボランティア活動。語り尽くされてきたライフストーリーの影には、未だ語られていないドラマがあるはずだった。しかし、オードリーが母親として、主婦として約10年過ごしたローマの自宅には、ただひたすら、普通の幸せを模索し続けた女性の残り香が、今も漂っていた。朝寝坊の夫を叩き起こして仕事場へと向かわせ、幼い息子を学校に送り届け、庭の草花に水をやり、夕餉のために得意のスパゲティ・アル・ポモドーロをせっせと作り続けた専業主婦オードリーの痕跡が残っていた。今、その家を守る次男のルカは言う。

「母は映画でも家でも同じ母だった」と。つまり、彼女の人生には、結局、裏も表もなかったのだ。役柄に投影した演技以前の生の感情と、家事と育児に勤しむ時の感情に、何ら違いはなかったのだ。何と言う自然体、何と言う強靱さ。史上最高のオードリー特集を閉じるにあたり、感じるのは、尊敬と憧憬、以外の何ものでもない。

『戦争と平和(1956)』TM & (c) 2019 BY PARAMOUNT PICTURES CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED. 『尼僧物語』(c) Warner Bros. Entertainment Inc.

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