【STAR2 字幕版】 毎週土曜日 よる9:00
「生誕90年特別企画 麗しのオードリー」の関連特集として毎月テーマ別にセレクトした特集を放送!
テーマに合わせたスペシャル解説も掲載中! スペシャル解説はこちら>
2月は
「オードリーが愛したパリ」
【STAR2 字幕版】
2/11(祝・月)~ 2/15(金)午前 連日放送 /
2/17(日)午前10:45~ 一挙放送
3月は
「オードリーのヘアメイク術」
【STAR2 字幕版】
3/18(月)~ 3/21(祝・木)午前 連日放送 /
3/24(日)午後12:00~ 一挙放送
伝説に新たな頁が加わる
映画史を彩る数多いスターの中で、半世紀以上に渡って、その鮮烈なイメージが少しも色褪せない女優。それがオードリー・ヘプバーンだ。『ローマの休日』('53)で彼女の清純さに魅了された親たちは娘に語り継ぎ、そのまた娘がオードリー通になる。『パリの恋人』('57)で本屋の店員がトップモデルへと羽ばたくプロセスは、着る服も色彩も音楽も、時代を超えて愛されるシンデレラ物語の定番だし、『ティファニーで朝食を』('61)でオードリー扮するホリーが夜通し身に付けるブラックドレスは、流行に流されないパーティウェアとして今も有効なアイテムだ。ファッションやヘアスタイルだけではない。演劇学校で学んだ経験がないオードリーは、役柄に演技ではなく彼女の中にある本物の感情を重ね合わせることで、繰り返される夢物語に血肉を通わせている。だから、ファンは各々お気に入りのオードリー映画を観る度に、思わず心を奪われてしまうのだろう。
生誕90年の記念すべきアニバーサリーイヤーに放送される、ハリウッドデビュー前にイギリスで出演したコメディ映画も含めた出演作の数々には、女優・オードリーの輝ける歴史が刻まれている。そして、特別番組では、2人の息子、ショーン・ファーラーとルカ・ドッティの貴重なインタビューも放送。2人は母としてのオードリーの知られざる素顔や、今だからこそ言葉にできる亡き母への想いを語り尽くす。つまり、本特集には文字通り、オードリー・ヘプバーンの"すべて"が網羅されているというわけだ。果たして、全番組を見終わった時、そこにどんなオードリーが現れるのか。永遠に語り継がれる伝説に新たなページが加わることは間違いない。
清藤秀人(映画ライター)