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突如現れた異形の大型艦の襲撃から、800人ものクルーを救い宇宙に散ったUSSケルヴィンのキャプテン。ジェームズ・T・カークは、スター・フリート=惑星連邦艦隊で英雄として語り継がれるこの男の、実の息子だった。しかし、自分の進むべき道がわからず他人との衝突を繰り返してばかりのカークは、警察の手を煩わす事さえ度々。新型艦・USSエンタープライズの初代キャプテン、パイクとの出会いから惑星連邦艦隊に志願するも、その抜群な適正とは裏腹にトラブル・メイカーであることから抜けきれず、司官への壁を越えられずにいた。そして昇任試験での不正行為を指摘され、謹慎すら命じられる。
そんな折、カークの同期生たちにも緊急出動命令が下される事態が発生。謹慎中のため待機となったカークも、医療班のボーンズの機転でUSSエンタープライズに潜り込む。そのサブ・リーダーはバルカン人と地球人の混血であるスポック。バルカンの血を引くが故に人間としての感情を捨て、厳密な論理に基づくスポックと直情的なカークは互いを理解できず、いきなり衝突を繰り返す。そんな中で、今の緊急事態がかつてUSSケルヴィンを襲った凶事と酷似していることをカークの直感が告げる。そして、その黒い影がカークとUSSエンタープライズの前に正体を露にする・・・・。
『 スター・トレック 』(2009)
STAR TREK
監督 : J.J.エイブラムス出演 : クリス・パイン/ザカリー・クイント/エリック・バナ
製作 : 2009年アメリカ
10月31日(土)よる9時放送
※特別放送に伴い、10月31日(土)の編成内容が下記の通り一部変更になります。
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1960年代に一世を風靡し、テレビシリーズ6本、長編映画10本という驚異の歴史を築いてきた“スター・トレック”。「宇宙、それは人類に残された最後の開拓地である」という印象的なナレーションと共に、宇宙への好奇心を刺激するアドベンチャー、議論好きでカリスマ性溢れる登場人物たちが織りなすドラマが、ふんだんに盛り込まれたこのシリーズは、 “トレッキー”と呼ばれる熱狂的ファンを生み出す社会現象を巻き起こした。そんな巨大プロジェクトの発足から40年余。J.J.エイブラムスという現代が誇る気鋭の映像クリエイターの手によって、ついに新生『スター・トレック』が最先端の映像技術と共に産声をあげる。

“スター・トレック”最大のみどころのひとつと言えば、個性あふれる数々の登場人物。とくに、キャプテンのジェームズ・T・カークと、サブ・リーダーのスポックは20世紀に生み出された登場人物のなかでも最もよく知られた人物だ。直情的で破天荒なカークと、バルカン人と地球人の混血であるために感情を捨て去り、厳密な論理に基づくスポック。極めて対称的な2人が、力を合わせて未知の世界に挑んでいく姿は一筋縄ではいかない濃厚なドラマを創り、人々を魅了してきた。しかしながら、本来正反対であるはずの2人がいかにして出会い、最良のパートナー・シップを築いてきたのかについては、これまで一度も語られたことはなかった。そもそも、我らの英雄カークはいかにして宇宙に飛び立ち、USSエンタープライズのキャプテンとなったのか・・・。そして、USSエンタープライズの最初のミッションとは何だったのかについても、熱心なトレッキーでさえ誰も知る由はなかったのだ。エイブラムスが新章となる本作を監督するにあたり、目を付けた場所はまさにそこだった。すなわち、長きにわたるシリーズの根幹を成し、いまだ語られることのなかったヒーローたちの原点。それを、最先端技術を駆使したアクション大作に仕上げることによって、トレッキーはもちろん、これまで“スター・トレック”を知らなかった人にも確実にアプローチできる作品にすることがエイブラムスの狙いだった。そのためエイブラムスは、シリーズが築いてきた壮大な歴史と食い違いがないか、長年のファンが満足できるかを数多くのトレッキーたちとディスカッションを重ね、その一方で“スター・トレック”を知らない人物の視点も脚本に反映させるという気の遠くなるような作業を念入りに繰り返した。

そして、エイブラムスがもう一つ壮大な作業をしても実現しようとしたことがあった。これまでのシリーズとは一線を画す壮大な映像スケールと、究極のリアリズムの実現だ。エイブラムスはこの映画のほとんどを、合成用のブルー・スクリーンの前で撮影することは望まなかった。『トランスフォーマー』など革新的な映像技術を誇るILMに依頼し、映画にリアルな広がりとスケール感を出すため数々の場所でロケを重ねた。そしてそれを最新のビジュアル・エフェクツでエキサイティングな形に拡大するという方法をとった。何度もプロダクション・ミーティングを行い、それぞれのシーンを構成要素に細分化。あとで組み入れるものは何か、実際に撮影するものは何かを明確に把握するという、まるで巨大なパズルを組み立てるような作業を繰り返したのだ。そうして完成した本作をもってしてエイブラムスは「この映画には予想をはるかに超える、最先端の高いレベルのビジュアル・エフェクツを駆使したショットが1000以上ある」と胸を張る。しかし、そういうものはどれも、登場人物をさらにリアルに興味深いものに見せるためだけに存在すると彼は断言する。
「どんなにクールとはいえ、本当に重要なのは戦艦ではなく、それに乗っている人たちです。この映画のアクションとアドベンチャーは人をハラハラドキドキさせますが、それは、USSエンタープライズに乗船している人たちが好きだからこそです。人々はそのチームの一員になりたいと思うでしょう。彼らと一緒に船に乗ってみたいと思います。彼らと銀河を旅し、すばらしく楽しいアドベンチャーを経験したいと思うはずです。そういう思いは、我々が映画製作のあらゆる面で心がけたミッションでした。この映画にとって最も大事なことは、シリーズのアイコンとなっている人間こそを描くことです」
『スター・トレック』プレス資料から抜粋



















