2023/01/31

日本初公開!名匠フランチェスコ・ロージ監督『三人の兄弟』含む「特集:イタリア映画、巨匠たちの知られざる名作~野村雅夫セレクション~」

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ゴールデン・ハンター
 「BS10 スターチャンネル」では、古今のイタリア映画の情報を発信している京都ドーナッツクラブ代表・野村雅夫氏のセレクションによるイタリア映画を特集放送いたします。

 巨匠アントニオーニやフランチェスコ・ロージ監督作、鬼才パゾリーニ脚本作等、イタリア映画の知られざる名作を発掘し、野村氏の解説と共にお届けします。ぜひご期待ください!


野村 雅夫
野村 雅夫氏 プロフィール

ラジオDJ、翻訳家。
大阪のFM802での様々な番組を経て、現在は姉妹局FM COCOLOのモーニングショーCIAO 765を担当。イタリアの知られざる文化を日本に紹介する株式会社京都ドーナッツクラブの代表も務め、映画の字幕制作、コラム執筆や書籍の翻訳も手掛ける。










放送:【STAR2 字幕版】 2月1日(水)~2月5日(日)21:00~ 5日連続放送 ほか

   ▶放送詳細:https://www.star-ch.jp/feature/detail.php?special_id=20230209

配信:2月15日(水)全5作品 配信スタート

   ▶スターチャンネルEX:https://www.amazon.co.jp/channels/starch




醜い奴、汚い奴、悪い奴
醜い奴、汚い奴、悪い奴』 放送:2月5日(日)21:00~ほか

名匠エットーレ・スコラによる究極の“大家族モノ”。貧困問題を生々しく、かつユーモアを散りばめ描き、カンヌで監督賞に輝く。『ラ・ファミリア』や『星降る夜のリストランテ』で知られ、人情味のある作品も多いスコラ監督だが、本作は、貧困家庭の日常に起きる様々なドラマを生々しく描いて問題提起した、究極の“大家族モノ”であり、本作でスコラは第29回カンヌ映画祭監督賞を獲得した。また、主演を務め、大家族の外道オヤジ役をとことんゲスに演じきったニーノ・マンフレディの演技も高く評価されている。



ゴールデン・ハンター
ゴールデン・ハンター』 放送:2月4日(土)21:00~ほか

イタリア式コメディの巨匠マリオ・モニチェリ監督が手掛ける、マルチェロ・マストロヤンニ主演の官能コメディ。現代の“カサノヴァ”を彷彿させるNATO将校が繰り広げる危ない情事を描く。危なくも美しい女性との喜びを見出していく将校の奇妙な冒険が展開。『甘い生活』のマルチェロ・マストロヤンニが、危険と隣り合わせでないと不能なプレイボーイを軽妙に演じる。製作は『道』、『ひまわり』なども手掛けたイタリア映画界の大物映画プロデューサー、カルロ・ポンティ。



三人の兄弟
三人の兄弟』 放送:2月3日(金)21:00~ほか ★日本初公開★

老親が死に子供達が葬式で実家に揃う。中高年のありふれた人生の一コマを、名匠フランチェスコ・ロージがロージ色に描き上げる。『ニュー・シネマ・パラダイス』のフィリップ・ノワレら演じる「親の葬儀のため久しぶりで実家に集った兄弟」が過ごす、しごく平凡な2日間が、イタリア社会に対する政治的な視点、ネオレアリズモ風のドキュメンタリー・タッチなど、いかにもロージらしい味付けを施されて描かれていく。アカデミー外国語映画賞ノミネート作品ながらも、なぜか日本では未公開だった重要作を、スターチャンネルが本邦初公開。



狂った夜
狂った夜』 放送:2月2日(木)21:00~ほか

貧しい若者達の放埒の一夜。互いに出し抜こうと企む彼らのうち勝ち残るのは誰だ!?マウロ・ボロニーニ監督×パゾリーニ脚本作。名匠マウロ・ボロニーニ監督の初期作で、鬼才パゾリーニが自身の小説を自分で脚色し、戦後ローマの下層階級の若者たち、彼らが放埒と無軌道のうちに過ごす一夜を描く。隙を窺っては仲間さえ出し抜いて“自分だけまんまと上手い事やってやる”と企んでいる彼らの中で、最後に勝ち残るのは誰か?ローラン・テルジェフとジャン=クロード・ブリアリの男子コンビを軸に物語は進むが、豪華すぎる女優陣、そして当時のファッションも眼福。



愛と殺意
愛と殺意』 放送:2月1日(水)21:00~ほか

ミケランジェロ・アントニオーニ監督によるノワールスリラー。裕福な実業家とその妻、妻の元恋人を巻き込んだ愛憎の行方を描く。『情事』『太陽はひとりぼっち』『欲望』などで知られるイタリアの名匠ミケランジェロ・アントニオーニの長編監督デビュー作。裕福な実業家の美しい若妻役を『ラスト・ハーレム』のルチア・ボゼー、彼女のかつての恋人役を『郵便配達は二度ベルを鳴らす』や『夏の嵐』などルキノ・ビスコンティ監督作品で知られるマッシモ・ジロッティが演じている。後のアントニオーニ作品に続くテーマ“愛の不毛”を匂わせる演出が見どころ。