『ぼくの伯父さん』で知られるフランスの名匠ジャック・タチが娘に遺した幻の脚本をアニメ化。老手品師と純真な少女との心温まる交流を描いたヒューマン・ドラマ。
1950年代のパリ。ドサ回りの日々を送る初老の手品師タチシェフ。彼は訪れたスコットランドの離島で、貧しい少女アリスと出会う。彼女はタチシェフを何でも叶えてくれる“魔法使い”と信じて付いていき、やがて言葉も通じないながらも一緒に暮らし始める。落ちぶれた自分を慕ってくれるアリスに生き別れた娘の面影を重ね、彼女の望むプレゼントを贈り続けるタチシェフ。そんな2人の関係はいつまでも続くかに思われたが…。





















時代の移り変わりと、街の灯りが重なり、悲しくて、優しい余韻が残るアニメーションです。
50年代のパリ。時代遅れのマジックを続ける初老のマジシャンの人生にとって、大切なものって何なのか…。汽車の旅をしていくうちに、少しずつみえてきます。
ノスタルジックな色彩に懐かしさを感じるアニメーションなのですが、実はマジックの手さばきやリアクションが生き生きとしていてクオリティの高さにびっくり!
しかも、台詞はとっても少ないのに、思わず高笑いしてしまう、笑いのマジックも満載ですよ。
どんな境遇でも、マジックで人を楽しませることを忘れないおじさんに出会うと、皆みんな幸せな気持ちになります。そして、おじさんを本物の「魔法使い」だと信じる少女への精一杯の優しさに、心打たれました。
そんな2人の旅を見守ってくださいね。