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酒浸りの自堕落な生活を送る男、ハンコック。そんな彼だが、実は不死身で空も飛べる上にスーパー・パワーも併せ持つ地球上で唯一無二の存在だった。彼は事件が起きるとすぐさま現場に駆けつけ、その能力を駆使して事態を解決。しかし、事件の度に周囲へ大損害を与え反省もしないことから人々に非難される日々が続いていた。そんなある日、ハンコックはPR会社勤務のレイを絶体絶命の危機から救い出す。すると、レイから正義のヒーローとしてのイメージ・アップ計画を持ちかけられ、渋々その提案に乗ったハンコックは次第に模範的なヒーローへと成長していく。そんな中、ハンコックが自分の素性や過去を全く覚えていないことがわかる。やがて、意外にもレイの妻メアリーからその真相が明かされることになるのだが…。
『 ハンコック 』
hancock
監督 : ピーター・バーグ出演 : ウィル・スミス/シャーリーズ・セロン/ジェイソン・ベイトマン
製作 : 2008年アメリカ
10月24日(土)よる9時放送ほか

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『スーパーマン』『スパイダーマン』『バットマン』・・・・これまで数々の映画で描かれてきたスーパー・ヒーローたち。そのパワーと正義感で、悪をなぎ倒し、ときには重大な責務の中で悩む彼らの姿は、いつの時代も私たちを魅了し続けてきた。「こんなヒーローになりたい・・・」と幼心に憧れたことは誰にだってあるはずだ。この『ハンコック』も、そんなヒーローたちと同様、悪と闘い、平和を守るスーパー・ヒーローだ。しかし、彼は従来のヒーローと大きな違いがある。それは、彼が街一番の嫌われ者だということ!凶悪犯罪を食い止めるため空を飛んで現場に急行しても、飛行中にビルにぶつかり、着地は失敗して道路は崩壊。列車に轢かれそうな人がいれば、不死身の体で体当たりして列車は横転。海岸に打ち上げられたクジラを怪力で海に投げ返したはいいものの、運悪く着水点にいた船に激突、そして沈没・・・。あり余る<やりすぎパワー>は住民たちを助けるどころか、かえって大損害を出してしまう。おまけに酒が手放せず、下品な言動も連発・・・。これまでのヒーロー像からは想像もつかないNEWヒーロー、それがハンコックなのだ。
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本作では、そんな嫌われ者である超人ハンコックが、命を助けたPRマン、レイの助力によって愛されるヒーローへと変身していく様が描かれる。ヒーローなのに10回以上もクズ呼ばわりされるという爆笑必至の前半に比べ、ハンコックが真のヒーローへと成長していく中盤は大迫力のアクションシーンと合わさって、幼い頃に抱いたヒーローへの憧れを思い出さずにはいられない。しかし、本作はそこで終わりではない。中盤から後半にかけて、ハンコックという人物を巡るドラマが急スピードで展開していくのだ。不死身で何千年も生きながら、80年以上前の記憶をなくしているハンコックが抱えてきた孤独、そして明かされる知られざる過去。痛快、爆笑だった本作はそのドラマをきっかけに、感動的なラストへと突っ走っていく!
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そんな前代未聞の型破りヒーローを演じたのが、いまや誰もが認めるNo.1スターのウィル・スミス!『バッドボーイズ』『メン・イン・ブラック』といったアクション・シリーズや『アイ,ロボット』『アイ・アム・レジェンド』といったSF作品、そして『幸せのちから』『7つの贈りもの』といったヒューマン・ドラマまで、どんな役をも演じ分ける演技力を持つウィル。従来のヒーロー像を覆すこの作品にその演技力は不可欠だったといえる。また、ハンコックのスーパー・パワーをリアルに表現するべく敢行されたハードな撮影も、アクション慣れしたウィルだからこそ成功した賜物だった。地上30mの高さでワイヤーに吊るされ、たった1秒で地上5cmまで急降下という超危険な撮影に耐えられる人間もなかなかいないだろう。そして、ハンコックの豪快さと人間らしい親しみやすさに、ウィル独特のユーモアセンスや佇まいが大きく影響していることは映画を観れば一目瞭然。輝かしいキャリアを築いてきたウィル本人にとっても、『ハンコック』は新たな代表作として語り継がれる作品だ。























