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クリスマス・イヴ、ロンドン。マーレイが死んだ。ビジネス・パートナーだったスクルージは、悲しみも見せずに棺の中に横たわるマーレイの両まぶたに置かれた銅貨をひったくる。強欲で冷酷で心の歪んだ老人の罰当たりな行為に、葬儀屋は息を飲んだ・・・。
それから7年後、1843年のクリスマス・イヴ。街のにぎわいをよそに、金貸業“スクルージ&マーレイ商会”には、金庫の金を数えるスクルージがいた。クリスマスの挨拶に訪れた甥のフレッドには嫌味をまきちらし、貧しい人々への寄付を乞われれば、「余分な人口が減った方がマシだ」と毒づく。金が全ての嫌われ者であるスクルージのもとには、もはや誰ひとりクリスマスを祝いになど来なくなっていた。その晩、スクルージが帰った荒れ果てた我が家にはいつもと違う雰囲気が立ち込めていた。目の前のドアノッカーは死んだマーレイが目をカッと見開いた顔のように見えるし、何かを警告するように突如家中のベルが鳴り始める。そして訪れた静寂の中で、マーレイの遺体からはぎ取ったのと同じ銅貨が床に落ちたその瞬間、ガシャン、ドシンという轟音とともに、マーレイの幽霊が現れた!恐怖におののくスクルージに幽霊は告げる。「お前のもとに3人の亡霊が訪れるだろう」
マーレイのお告げ通り、スクルージのもとに現れた3人のクリスマスの亡霊。彼らに連れられ、過去、現在、未来のクリスマスへと旅を続けるスクルージは、これまで目を背けていた人生の真実や、広い世の中、今まで侮辱していた人々の愛や善意を初めて知る。しかし、自らを待ち受ける驚愕の未来を知ったとき、スクルージは絶望のどん底へ突き落とされてしまうのだった・・・・。
DISNEY'S A CHRISTMAS CAROL
監督 : ロバート・ゼメキス出演 : ジム・キャリー/ゲイリー・オールドマン/コリン・ファース
製作 : 2009年アメリカ
配給 : ウォルト ディズニー スタジオ モーション ピクチャーズ ジャパン
11月14日(土)より
丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
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文豪チャールズ・ディケンズの小説「クリスマス・キャロル」。160年以上前に書かれながら今なお愛され続け、世界で最も親しまれているこの不朽の名作を、ストーリーはそのままに、エンターテインメント超大作として、ディズニーが完全映画化した。それは、贖罪や再生というテーマで心を揺さぶる、絶望と希望に満ちたヒューマン・ドラマ。そして「史上最高のタイムトラベル」のスペクタクルで心躍らせる、誰もまだ体験したことのないエンターテインメント。そんな奇跡の映画『Disney’sクリスマス・キャロル』が、今、ベールを脱ぐ。
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誰もが耳馴染みのある「クリスマス・キャロル」という言葉。「聖しこの夜」など、クリスマスに歌われる賛歌を指すこの言葉だが、もう一つ、この言葉が差す世界的に有名なものが、文豪チャールズ・ディケンズが1843年12月19日に出版した小説「クリスマス・キャロル」だ。
1840年代のイギリスは、産業革命によって急速な経済発展を遂げ、貧富の差がますます広がっていった時代。農作物の不作が続き、多くの農民が都会へ流れていった時期であり、“飢餓の40年代”とも呼ばれていた。もともと生活が苦しい家庭に育ったディケンズ自身も、浪費家の父が借金を返せずに監獄に入れられ、12歳から靴墨工場で働かされるなど社会における貧富の差、繁栄の裏の腐敗といった問題に大きな疑問を感じていた。そんな苦難の時代に人々を温かく包み込み、大きな希望を与えたのが小説『クリスマス・キャロル』だった。出版初日に初版6000部を完売してセンセーションを巻き起こし、クリスマスをとうに過ぎた初夏になっても売れ続け、ヴィクトリア女王から貧しい家庭の子供に至るまで多くの人々が競って愛読した。同時代の作家サッカレーはこの作品を「イギリス全体が受けた恩恵」と絶賛した。日本でも60以上の翻訳書籍が出版され、小説「クリスマス・キャロル」は世界で最も有名なクリスマスの物語として160年以上も愛され続けている。主人公スクルージの名前は、のちに英語で「ケチな人」という意味になり、小説の中で初めて使われた「メリー・クリスマス」という言葉はもはや世界共通のクリスマスの合言葉になった。そして1870年代、ディケンズがその生涯を閉じたとき、とある少女が言ったという言葉がこの作品の偉大さを物語るエピソードとして残っている。
「サンタクロースのおじさんが死ぬことなんてあるの?」
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そんな偉大な名作「クリスマス・キャロル」はこれまで50回以上もの映像化がなされてきた。しかし、それらの映像作品は真の意味でディケンズがイメージしていたものにはなっていないのではないかと、今回『Disney’sクリスマス・キャロル』として新たな映像化に挑むロバート・ゼメキス監督は語る
「史上最高のタイムトラベル・ストーリーであるこの小説を、ディケンズはこんな風に思い描いていたと私が信じる通りに映画化したかったのです」
(プレス資料より抜粋)
『バック・トゥ・ザ・フュチャー』シリーズ(‘85〜‘90)や、『フォレスト・ガンプ/一期一会』(‘94)といった永遠の名作を数多く残してきたゼメキス監督は、全ての作品で斬新な視覚効果を用い、新たな映像世界の構築を目指してきた。そして、近年の『ポーラー・エクスプレス』(‘04)や『ベオウルフ/呪われし勇者』(‘07)では実写とCGの融合を果たすパフォーマンス・キャプチャーという技術を率先して使用。本作『Disney’sクリスマス・キャロル』でもその最新技術を駆使しているが、前2作が本作のための試行過程であったかと思うほど本作の完成度は素晴らしい。ディケンズが描いたシュールで幻想的な世界観、そして主人公スクルージが見せる意地の悪さや、繊細な感情の動きが、主演のジム・キャリーの演技力とともにパフォーマンス・キャプチャーの効果によって見事に具現化されているのだ。およそ8分の特別映像が世界初で披露されたカンヌ映画祭では、集まった世界各国の映画ジャーナリスト600人も本作を大絶賛。最新のテクノロジーが単なる見せ物としてではなく、物語を語るための最善の手段に徹していたことに大きな評価が集まったのだ。
そんなゼメキスの素晴らしい映像と、ディケンズの素晴らしい名作が融合し、今、奇跡と感動のファンタジーとして蘇る。
チャールズ・ディケンズの原作をご存じない方でも、「クリスマス・キャロル」という言葉には、なぜか温かな響きを感じるのではないでしょうか。
この物語が誕生した19世紀半ばのロンドンでは、産業革命により貧富の格差が広がり、多くの市民が貧困に苦しんでいました。そんな時代に希望の光を灯した“奇跡の小説”――それが「クリスマス・キャロル」だったのです。金銭欲の亡者であった主人公のスクルージが、不可思議な体験を通して自分の人生を見つめなおすまでを描く物語は、それ以来、時を超えて世界中で愛され続けてきました。
そして2009年――未曾有の経済不安の中で、私たちは今まで以上に希望に満ちた物語を求めています。経済に束縛された価値観から解放され、今の自分を変える勇気を持つこと。自分が変わることで、未来も変えられると信じること。自分だけの幸せを求めても、人は決して幸せにはなれないと気づくこと・・・。スクルージを通して描かれるこうした真実は、心の時代をめざす現代にあってこそ、その輝きを増すと私は信じています。
“2009年を生きる全ての人々とともに、希望に溢れる未来を築いていきたい”という願いを込めて、皆さまにこの映画をお届けします。
(ロバート・ゼメキス プレス資料より抜粋)

















