母よ、

イタリアの名匠ナンニ・モレッティ監督の自伝的家族ドラマ。仕事に生きてきた映画監督が、余命わずかな母親と向き合う姿を描く。

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解説

カンヌ、ヴェネチア、ベルリンの３大国際映画祭すべてで受賞経歴を持つイタリアの名匠ナンニ・モレッティ監督の家族ドラマ。監督の自伝的要素を盛り込み、女性映画監督が新作の撮影に追われる一方で、余命わずかな母親と向き合う姿を描く。撮影現場を混乱させるアメリカ人俳優を『トランスフォーマー』のジョン・タトゥーロが演じる他、ヒロインの兄をモレッティ自身が演じている。カンヌ国際映画祭エキュメニカル審査員賞受賞作。

あらすじ

女性映画監督のマルゲリータは新作の撮影を開始するが、思うような映像が撮れずにいた。アメリカからやってきた俳優バリーは、シリアスか冗談かわからない言動で撮影現場を混乱させる。一方、プライベートでは恋人と別れ、離婚した夫との娘リヴィアは反抗期に突入。さらに入院中の母親アーダの世話を抱える彼女の心は休まる暇がない。そんな中、マルゲリータと兄ジョヴァンニは、病院から母親が余命わずかだと宣告される。