ハリウッドきっての映像派ブライアン・デ・パルマ監督が、クロースアップ、スローモーション、長回しをはじめとする“デ・パルマ　カット”を駆使して独特の緊張感を生み出した異色サスペンス。ジョン・トラボルタがトラブルに巻き込まれる職人肌の映画の音響技師を熱演し、中盤から登場するジョン・リスゴーが謎の工作員役を怪演。冒頭の場面ともつながる衝撃的なエンディングが、もの悲しくも甘美な印象を刻みつける。

音響効果を担当しているジャックは、風の音を録音中に偶然、車が川に転落するのを目撃。あわてて川に飛び込んだ彼は、車に乗っていた女を助け出すが、同乗していた男は救えなかった。同行した病院で、ジャックは死んだ男が次期大統領選の有力候補だったことを知り、事故のことは忘れろと言い渡される。その夜、助けた女サリーと録音したテープを再生したジャックは、車のパンク音に混じって、銃声が記録されていることに気づく。

• BRIAN DE PALMAブライアン・デ・パルマ

• JOHN TRAVOLTA ジョン・トラヴォルタ
• NANCY ALLEN ナンシー・アレン
• JOHN LITHGOW ジョン・リスゴー
• DENNIS FRANZ デニス・フランツ
• PETER BOYDEN ピーター・ボイデン