２００５年度日本アカデミー賞では作品賞など１２部門で最優秀賞を受賞。西岸良平の国民的コミックを、山崎貴監督が映画化した大ヒット群像ドラマの第１弾。昭和３３年、夢と人情に溢れた下町で暮らす人々の悲喜こもごもを温かなタッチで描き出す。建設途中の東京タワーを始め、高度経済成長期の東京の街並みや当時の風俗をＶＦＸ技術で再現。その圧倒的な完成度と、ノスタルジックな世界観が世代を超えて心に滲みる。

昭和３３年、建設中の東京タワーを望む夕日町三丁目。鈴木則文が営む“鈴木オート”に、集団就職で上京した六子がやって来た。想像と違う小さな自動車修理工場に失望した様子の六子を、小学生の息子、一平は「もうすぐうちにテレビが来る」と元気づける。一方、鈴木オートの向かいで駄菓子屋を営む三流小説家、茶川竜之介は、密かに想いを寄せる一杯飲み屋の女将ヒロミに頼まれ、身寄りのない少年、淳之介を預かることになる。

• TAKASHI YAMAZAKI山崎貴

• HIDETAKA YOSHIOKA 吉岡秀隆
• SHINICHI TSUTSUMI 堤真一
• HIROKO YAKUSHIMARU 薬師丸ひろ子
• KENTA SUGA 須賀健太
• MAKI HORIKITA 堀北真希