日本沈没
小松左京の同名ベストセラー小説を映画化。日本列島が異様な地殻変動の発生で急速に地盤沈下していく中で、事態の解決と国民の国外脱出を成功させようと奔走する男たちの姿を描いたパニック・スペクタクル。監督は『八甲田山』の森谷司郎。出演は『東京湾炎上』の藤岡弘と『裸の大将』の小林桂樹。
【ストーリー】ある時、物理学者の田所博士は、地震の観測データから日本列島に異変が生じていることを直感する。調査に乗り出した彼は、深海潜水艇操縦者の小野寺らと共に海底調査を開始。その結果、田所は異変を確信し、データを集め続け、ある結論に達する。それは「日本列島は地殻変動で陸地のほとんどが海面下に沈没する」という衝撃的なものだった。初めは半信半疑だった山本総理ら政府の面々も、各地で休火山が噴火を始めたことを機に、日本国民と資産の国外脱出計画を発動させる。ところが予想よりも早く大地震が続発したことで二次災害が人々を襲い、日本中がパニック状態に。やがて日本列島は、頻発する火山噴火と地震に見舞われ続け、ついには沈没を始める。そんな中、小野寺も恋人の玲子と共に日本からの脱出を決意するが、出発当日に玲子が地震に巻き込まれ行方不明になってしまう…。
